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第36回JLBCクイーンズオープンプリンスカップにて当センター専属プロ「時本美津子」が優勝! (2013/12/25)

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(第36回JLBCプリンスカップ)JPBAホームページから抜粋。

 

一勝の重みに加えて来季のシード権争奪戦から今季の各種ランキング争いと、女子プロボウリングの最終戦としてたくさんの勝負がかかった今年のJLBCプリンスカップ。

 

予選8Gに続き、2Gトータルで争われる決勝トーナメントは実力もさる事ながら運も勝利の大事な要素となるだけに、三冠女王を巡るランキング争いの筆頭格・松永 裕美吉田真由美姫路 麗に今季一勝を挙げて以来好調の名和 秋らが初戦敗退という大番狂わせが起きるなか、五回戦を勝ち抜いた時本美津子小林あゆみ西村 美紀、そしてアマチュアの倉田 萌 選手の4名が決勝シュートアウトへ進出を果たします。

 

優勝経験を持つ20歳代の実力派・小林と西村、5回戦全てプロを相手に勝ち抜いてきた倉田選手の若さ溢れる3名を相手に、勝てば昨年の同大会で加藤八千代が立てた最年長優勝記録を更新することとなる時本。面白い組合せとなった決勝シュートアウト一回戦、直前にリオイルされたレーンは難しいコンディションながらも前半まで4名ともほぼ互角のペースで進みます。

 
しかし5フレーム目に時本が10番ピンをカバーミス。すぐさま立て直してダブルを持ってきましたが、その後はストライクが続かず205ピンで終了した時本は、「出来ることはやった、これで追い抜かれるなら仕方ない」と考えますが、西村と小林が勝負どころの9フレーム目をオープンにしてしまいます。そして西村がパンチアウトしましたが時本に届かず、小林は10フレーム目も7-10スプリット。その横で倉田選手がパンチアウトを決めて西村・小林、さらに時本まで追い抜きます。

 

今大会1番のプロキラー・倉田選手と、4回戦目まですべてアマチュア選手を相手にしてきたアマチュアキラー・時本。かたや現役高校生、かたや最年長優勝記録に王手をかけた62歳。あらゆる意味で正反対の二人の頂上決戦は、倉田選手がターキーで滑り出します。遅れて2フレーム目から時本もターキーを決めますが、時本の5フレーム目は10番ピンを残してスペア。対する倉田選手は4・7・10番を残すスプリットでしたが、なんとこれを見事にカバー。流れが一気に倉田選手に傾こうとしましたが、大ベテランは逆にこのスプリットカバーを見せられたことでスイッチが入ります。

 

続く6フレーム目からダブルを打って左レーンに捕まってしまった倉田選手にリード。勝負どころの9フレーム目では勝利を意識して肩に力が入り、外ミスの失投をしてしまったもののオイルの壁に当たってラッキーなストライクを拾うと、そのままオールウェーを決めて倉田選手を突き放しました。

 

「一年に二度もアマチュア優勝を許すわけにはいかない」とプレッシャーを背負いながら、みごと期待に応え、重責を果たした時本。

 
7年ぶりの32勝目、女子最年長優勝記録を更新し、今年一年の有終の美を飾りました!

 

 

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最終投球を前に涙が止まらない
時本美津子
7期・No.173 所属:相模原パークレーンズ 出身:沖縄県)

(使用ボール:ABS社 プロアマ・エアレイダー)

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